自転車
勉強を作業のように取り組んでしまう、という人がいます。
それが良いか悪いか、ということは言い切ることができませんが、
ある一定の成果は得られますが、それ以上の成果に結びつかない
という印象があります。
先日、脳に関する記事を読んでいて、
あれ?もしかして、これか?
という仮説を立ててみました。
記憶力は大きく分けると
「短期記憶」、「中期記憶」、「長期記憶」
にわけることができます。
勉強の「記憶力」に関するものは「長期記憶」です。
その長期記憶も、「陳述記憶」と「非陳述記憶」に分類されます。
「陳述記憶」は「言語化できる記憶」
「非陳述記憶」は「言語化できない記憶」
試験の結果は、「陳述記憶」で決まります。
その「陳述記憶」も「意味記憶」と「エピソード記憶」に分類されます。
「意味記憶」は、知識や繰り返すことによって得られるもの。
「エピソード記憶」は、経験したことに関する記憶。
「知識」を得るために
「エピソード」を作る。
それが勉強。
よく、通信教材のDMのマンガにある、
「あ、これ〇〇でやった問題だ!」
みたいな感覚。
どうやら、エピソードをよく覚えているのは女性のようです。
だから、女子の合格エピソードは書籍化・映像化しやすい。(ビ〇ギャル、下剋上受験など。)
逆に男性の合格体験記は「ノウハウ」を書いたものが多いのではないかと思います。
記憶力+思考法みたいな。
勉強を「非陳述記憶」のようなイメージで勉強している人は成果が出ません。
「非陳述記憶」とは、「言語化できない記憶」
具体例を挙げると、
勉強ができるイメージが「自転車に乗れる」ような感覚の人です。
これは、「意味記憶」を使っていない、というわけではなく、
勉強に対するイメージが「手続き記憶」のようになっている、ということ。
「意味記憶」を使っているんだけど、「言語化」できない。
先日、ある塾生に
「『勉強』と『作業』の違いって何かな~?」
とさらっと質問したときに、
「『勉強』は、その時に
一番最高の解き方をすること、かな?」
と言われて、衝撃を受けました。
それだ!
彼は、2年前に現中3生の中で一番最初に全力塾に来てくれた塾生。
もう全力塾師範代だよ!
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