まずは、これ~成果を上げるために~
先日、中3受験生を対象に「分数のひき算」のテストを行い、計算速度と正答率のデータを計測しました。
使用したのはこちら。
Amazonで残り1冊…。しかも価格が高騰しています。
※このドリルめちゃくちゃおすすめなんだけどなぁ。
結果は、
横軸が計算速度。単位は分です。-(マイナス)は無視してください。
縦軸が7月模試の数学の偏差値です。
円の大きさは正答率です。
では、8月模試の数学の偏差値(黄色)も重ねてみます。
横軸・縦軸は先ほどと同じです。
どんなことがわかるか。
まず、
数学の偏差値が中位から上位の塾生は、計算速度が速く、正答率が高い塾生が多い。
そして、
数学の偏差値が高くない塾生は、計算速度遅く、正答率が低い塾生が多い。
正答率は1倍から2倍、計算速度は2倍以上の差がついてしまっている場合もあります。
つまり、
ということ。
当たり前のように感じますが、
図のように、正確さ、解くスピード、学習期間を
このように考えたとき、
同じ学習期間で学習したとしても、正確さ、解くスピードの差から、学習の効果は大きな差になってしまいます。
では、どうしたらいいか。
先ほどのグラフを見てみると、
計算速度の数値は同じものを使用しているので、7月模試から8月模試にかけて成績が上がっている人がわかります。
そして、それは計算速度が速い人に起きやすい。
のかもしれません。(仮説)
全員が2回連続の模試を受けたわけではなく、同じレベルの問題ではないのと、調査の母数が多くないので、確証はありません。
ただ、模試の結果だけでなく、実際に指導していても、作業(書く・読む・覚える)のスピードが速い人は伸びやすい。
入試、定期テスト、上進連テストまで、全員「学習期間」は同じ。
「正確さ」と「解くスピード」なら、「解くスピード」の方が変えやすい。
成績が伸び悩んでいる人は、まずは、そこから変えてみるといいかもしれません。
ただ、「速くする」ってそんなに簡単なことではない気がします。
以前のブログでこんなことをお伝えしていますので、参考にしてください。
さて、なぜ中3受験生に「分数のひき算」の計算テストをしたのか?
それは、
を見るためでした。
平方根の計算テストをしても、たぶん同様な差になる。
では、「どの時期から差がついているのか」を確かめようと思ったからです。
分数のひき算は小学5年生で学習しますが、
その詳細はこちらの記事です。
その理由は何か?はまた別の機会にお伝えしようと思います。
そこで差がついてるなら、無理じゃん。
そんな世の中にしたくないから、
僕は塾の仕事をしています。
明日も、「どうしたら速くなるか」を塾生たちと全力で取り組みます。
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