役割


前回のブログでは、

「処理能力」と「学習能力」についてお伝えしました。

2つの能力は

このような印象があります。

どちらも大切な力ですが、「学習能力」に関して、かなり抽象的(ざっくり)だったので、

今回は具体的に考えていきましょう。


さて、それぞれの能力を全力塾の指導では、どのように行っているか、というと

このようになっているのではないか、と思います。

ただ、

具体的にどのように学習能力を伸ばそうとしているか…、です。


僕が授業中にもっとも声をかけているのは、

ということ。

え、勉強教えてないじゃん。


そうなんですよね。勉強は映像が教えてくれるので、

僕はあんまり教えないんですけど、

このような声かけをされる頻度が高い人ほど、

なぜか

と感じています。(データはありませんが…。

ただ、塾生にはこのような話を常々していますので、

めちゃくちゃ納得してくれていると思います。

みなさん、もしくはお子様はどうですか?(あー、という声が聞こえそう。


「学習能力」は指導者や経験から学ぶ能力。

学ばないから力を発揮できない。

「正しい」と決まっていることの意味をわかっていない。

「正しい」とは「効率が良い」ということ。

無意識で非効率なことをやっていることに気づいていない。


僕の中では、

こういうイメージ。

処理能力を伸ばすための時間や量を8割とすると、学習能力を生かすのは2割くらい。

ただ、学習能力の成果への影響は学習能力が8割。

これは、「点数の」8割ということではなく、「成績が上がる」、「良い結果を得る」ということの原因が占める割合のこと。


今年度の初めての定期テストでは、僕自身も塾生たちもそれを実感しました。

これを伝えるのが僕の役割。


それだけのために塾に行って勉強するのか?

と思うかもしれません。

僕自身、思考法や勉強法の本をよく読みますが、

「こ、これはいい!」

と思ったことってだいたい10文字~20文字しかありません。

ただ、その「こ、これはいい!」と思ったことは

1,500円で本を買ったとしたら、1文字75円~150円の価値がある。

1文字ですよ。


僕がよく伝えている「センスがいいっていうのは制限をかけることだ(21文字)」はある本に書かれていて、その一言に出会ってから悩みが解決できて、指導内容を一気に見直せることができた。

正直、それ以外の内容は覚えていません(^^;)

でも、勉強っていうのはそういうものなんだと思います。

太宰治も「パンドラの匣」の中で同様のことを言っています。

ぜひ、夏休み中に読んでみてください。


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