5回目

全力塾を開校して5回目の夏期講習を迎えました。

今日からほとんどの学校で夏休みが始まり、日中の時間帯からほぼ満席の状態でのスタートとなりました。

1学期、それ以前から通塾している塾生は蓄積したデータを元に復習を始めています。


今日は偶然にもほとんどの小6の女子が集まりました。

毎回、宿題の復習から始まるのですが、みんな「割合」に苦戦していました。

割合、と言っても、

問題文に「くらべられる量」、「もとにする量」、「割合」が書かれていて、その数字を使って計算する、という内容ではなく、

もとにする量を「1」とし、そこから割合を引いたり、足したりするような問題。

例えば、


【問題】

みかんとりんごを買って,1080 円はらいました。りんごの代金は,みかんの代金の 1.7 倍だ

そうです。りんごとみかんの代金はそれぞれいくらですか。


のように、「1080」、「1.7」だけでは解けない、「もとにする量」を「割合」の「1」として考えなければならない問題。

どんな式になるでしょうか?

式は、みかんの代金を「1」として、1080÷(1+1.7)になります。

細かい説明は...、文章では難しいですね(^-^;

またの機会に。


ここで大切にするのは、

「もとにする量」を「決める」こと。

まただ。

しつこい?

でも、これが大切。


難易度の高い問題、と思われる問題のほとんどは、

自分で決めるところから始めます。

手が止まっているのは、

自分で決めていないから。


勉強を通して身に付く力はたくさんあります。

まずは、「決める力」、「決断力」。

決めるから、他の力が身に付いてくる。


小学生だけでなく、中学生、高校生にも言えます。

まずは、決める。

決めるための知識も必要です。

知識を習得し、

問題を通して「決める」。

そして「修正する」。


この1ヶ月の夏期講習で、伸ばしていきたい力です。