気付く力

前回のブログ、「再現性」は、偶然にも十日町校の教室長も同じようなことをtwitterに投稿していて、二人で盛り上がりました。

やはり、「再現性」というものが、テストの成績を決めていると思います。


今週から、新潟県統一模試の受験者を対象に、解説を始めました。

「問題用紙を持って来てね~」

と言ったのは、解説をするためもありますが、

『問題用紙に何を書いているのか』
を見たかったから。

日頃の勉強を再現できているかどうか。

日頃、塾で伝えていることやできることを、実行したか。


僕は、「困難は分割せよ」

ということを塾生に伝えています。

例えば、入試の数学を解くとき、

「〇〇の長さを求めなさい」というような問題で、〇〇をずっと見ていても答えは出ません。文章・図形を分割していき、自分が理解できる文章・図形にまで分割していくのです。

ただ、本番となるとなかなかそんなにうまくはいかない。

「じゃぁ、どうしたらいいんだよ」

と思うでしょう。


まずは勉強の目的が「繰り返す」になっていないか。

勉強の目的を「気付く」に変えることが大切。

繰り返すことも大切。だけど、繰り返すことが目的になっていたら、成果は変わらない。

解法に気付けば、計算は簡単なものが多い。

そして、「気付き」は「継続」からしか生まれない。

継続は力なり、なんだけど、それ自体が「目的」になっていないか。

大切なのは「気付き」。

「継続」とは、「繰り返す」こと。

あれ?

「繰り返すこと」も大切ですね(^-^;


これから、中3の数学は「定理」をたくさん学びます。

「定理」とは「ルール」のようなもの。

つまり、「決まっていること」。

「決まっていること」を学んだ後は、

必ず「自分で決めること」が大切になります。

「自分で決める」ために、「繰り返すこと」が大切。


なぜ、繰り返すのか?

繰り返す、というのは手段であって、目的ではない。

目的がわかれば、試験での再現性も変わってくるでしょう。