成功は失敗のもと

「失敗は成功のもと」、という有名な言葉があります。

しかし、最近、「成功は失敗のもと」だなぁ、と思うことが多い。

自分自身の40年近い人生を振り返ってみても、

「失敗は成功のもと」より「成功は失敗のもと」だと感じられることが多いかもしれません(^-^;

全力塾を開校して5年になります。

経営者として、塾講師として成長するたびに、そのレベルでしかできない、今までになかった失敗をしている気がします。

そこから「失敗は成功のもと」になっているかも自分では評価できない。

自分が成長しているので、何を以て「成功」とするのかがわからない。

そして、また失敗する。それが積み重なって「成功」になるというよりは、

その対策や改善策を考えて実行に移していくだけ。

だから「成功」という感覚が薄れていく(^-^;


子どもたちも同じかもしれません。

例えば、「成績が上がった」という成功体験を得たとして、

そのときの勉強法がずっと同じ成果を生むとは限りません。

毎回範囲が違いますし、自分以外の人ががんばれば追い越されたりする。

ただ、「成功した」という感覚はとても大切です。

その感覚があれば、「次もがんばろう!」という気持ちになる。

そして、「どうしたらうまくいくか?」と考えるようになる。


学年末テストの結果が返却され始めました。

今回は2学期、3学期に入塾した塾生の伸びが大きかった。

これは「成功体験」。

そうすると、必ず失敗が待ち受けている。

範囲が変わる。油断する。周りもがんばる。

それらを糧にできる「成功体験」をどうしても感じてほしかった。

成功体験がある人が、失敗を糧にできる。

成功、失敗をジャッジするのではなく、その意味を考える。

これも新年度に向けた準備の一つです。