かしこさの階段

かしこさの階段、というものがあります。

これは学校のものなので、全力塾用にアレンジしてみました。

それが、こちら。

まず、下の2段。

「~した方がいい」ということがなんとなくわかる。

「~した方がいい」ということがなんとなくわかって実行できる。

これは、以前のブログ「読解力について考える」でお伝えしました。

勉強はした方がいい。

読書はした方がいい。

字はていねいに書いた方がいい。

こういうことがわかって実行できること。

「結果」よりも、まずは「行動」を起こしてみること。


次の2段。

自分で決められる。

決めたことを続けられる。

これは僕が考える「自己決定」という考え方。

下の2段は、「他人」から言われたり、本を読んだりしてできること。

「自己決定」の部分は、その名の通り、自分で決めて、それを続けることと考えています。

勉強はした方がいい。→毎日単語練習をする!毎週火曜日に宿題をする!(自己決定)

読書はした方がいい。→「夢をかなえるゾウ」を読む!(自己決定)

字はていねいに書いた方がいい。→字の大きさと向きをそろえる!(自己決定)

のような「具体的」なこと。


次の2段。

自分で選択肢を用意できる。

自分で用意した選択肢から選ぶことができる。

これはどういうことか。

勉強の面で言えば、「解法の選択肢」を用意できて、そこから「選択肢」を選ぶことができるということ。

僕は指導するときに意識しているのは、だいたい3つの「選択肢」から選ぶことを意識しています。例えば、1次関数の座標の求め方。

これを知ってるから解けるのではなく、「解法の選択肢」は「決めたこと」を「続ける」ことによって身に付く。


そして、上の2段。


意外かもしれませんが、一番上の2段で、「わからない」という言葉が出てきます。

「決めたことが続かない状態」の「わからない」は、「知らない」ということが原因なので、続けることで「わかる」ようになる。

「選択肢」を身につけ、その「選択肢」で問題を解こうとする段階で自己把握ができている。

そして、実力に見合った問題に取り組むことで、「ここまではわかる」という「自己開示」ができるようになります。


まずは、「自己決定」。

自分で決めたことを続ける。

そして、経験上、「自己決定」ができるようになった人から驚異的な伸び方をしていきます。



今、自分が「かしこさの階段」のどの位置にいるか。

次のステップに進むために、

何を決めて、何を続けるか。

この夏休みに試してみてください。(読解力)


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