映像授業の弱点

夏期講習も後半に入りました。

中3受験生は第1回上進連テストに向けて最終確認を始めました。

小学生・中1、2年生は新学期に向けた準備を始めました。

学習を進めていく中で、全力塾 上越校が力を入れている「映像授業」の弱点に気づきました。

それは、

「わかった気になってしまう」

ということ。


自分で実験してみました。


最近、高校数学を指導していきながら、「高校数学」っておもしろいなぁと思っていて、このような難関大学の入試問題の解説をyoutubeで観ているのですが、

やはり、感じてしまうのです。

「あれ?、思ったより簡単だなぁ」

この感覚…。


僕の趣味や息子の習い事でも感じてしまう。


「こうやって弾くのか。弾けそうだなぁ」

「なるほど~、こうやって練習すればいいのか」


楽器をやっている人やスポーツをやっている人なら同じ思いをしたことがあるかもしれません。

「あれ?けっこう難しいじゃん!」


映像で見ていると、

「できる気になってしまう」

ただ、

「その後の練習をどうすればいいか」

という方法と

「それくらい練習をすればいいか」

という回数と時間は

まったく想像できない。

だいたい、

「できるまで繰り返す」しかない。


そして、楽器であれば、

「人前で演奏する」

スポーツであれば、

「試合で結果を出す」

勉強であれば、

「テストで再現する」

どの場面でも、練習とは全く違う環境。

テストであれば、勉強したことと同じ問題が出る可能性は低い、ということ。


YouTubeなどの影響で、「コツ」や「攻略法」のようなものが簡単に得ることができるようになりました。

ただ、それだけでは、「できる」ようにはならない。

その後の、「行動」や「練習」が大切。


2学期はそれをいかに伝えていくかが課題です。