数学の本質

数学が苦手だな、という生徒には共通点があります。

それは、「等しい」ということがよくわかっていないことです。

え?「等しい」、って「同じ」って意味でしょ?

はい。正確に言えば、

「どうしたら等しくなるか」

ということがわかっていない、ということです。


数学には「等式の性質」というものがあります。


A=Bならば、


両辺に同じものを足すことができる。


両辺から同じものを引くことができる。


両辺に同じ数をかけることができる。


両辺を同じ数でわることができる。


当たり前じゃん。

と思うかもしれませんが、この「等式の性質」を理解せずに方程式を「機械的」に解いていると数学は伸びなくなります。

「機械的」というのは、「最初に移行して、最後にxの係数でわる…」というように「順序」でおぼえているような感覚。

それよりも、いつも「等式の性質」を意識して計算をすることが必ず数学の力を伸ばします。


数学でもっとも大切なことは、

「等しい関係を探すこと」と

「どうしたら等しくなるか」を考える勉強です。

その練習のために「計算問題」があるのです。

だから、僕は「途中式」にうるさい(^^;)

途中式が美しい人は、数学の成績も安定して良いです。


そして、小さいお子様がいる保護者の方に極秘情報ですが、

「てんびん」などを使って「つりあい」を知るような知育玩具

数学のセンスをグーンと上げるそうです。