「抽象化できているかどうか」を確かめる方法

2019年の始まりに、

映像授業による『抽象化』の追究する

という目標を立てました。


全力塾では、中学生のウォーミングアップテストの解説、模試の解説を映像授業で行っています。

そのときにノートを取るのですが、ノートの取り方に変化を加えました。

その「ノートの取り方」も映像化しました。


映像授業というと、なんとなく「インプットのみ」という印象があります。

アウトプットは「問題演習」という形が一般的だと思います。

しかし、本当のアウトプットは、「抽象化」できているかどうか、と考えています。

「抽象化」という言葉は本当に伝わりにくいですね(^^;)

僕が考える抽象化は、

・「要するに」、の後に続くようなもの

・「ざっくり言うと」、の後に続くようなもの

・「あるある」、(〇〇あるある)

実際の映像授業では、映像の半分に出るようにしています。


これをノートの抽象化ゾーンに書いていく。

この時に、理解度が「顕在化(目に見える)」してくる。

理解度が高い人ほど、間違えた原因と抽象化した内容が一致している。(事実)

成績が伸び悩んでいる人は、解き直すことと抽象化の区別がついていない。(事実)

具体的に言うと、

似たような問題・応用問題のときにどう生かせるか?

なぜ、この問題を間違えたのか?

ということ。


問題を解くときの抽象化とは、

スライドにあるように「問題を解くときにしてほしい具体的な行動や思考」。

似たような問題・応用問題を解くときに生かしてほしいことです。

要するに、

理解度が高い人は「次」のことを考えている(抽象)

伸び悩んでいる人は「今」のことを考えている(抽象)


理解度が高い人はさらに伸びそうだ、ということを感じています。

これからの課題は、「今」を考えている人が「次」を考えられるようになることです。

また「追究」を続けていきます。