僕はココを見ている
実はこう見えて(どう見えてるんだろう?)、
塾講師という仕事を20年近くしているのですが、
「うわー、これは伸びるのに時間がかかるだろうなぁ」
と感じることがあります。
そんなとき、僕はどこを見ているか?
それは、
お、数学の話?
違います。それも大切なのですが。
今日は
のお話です。
まずは、
この漢字。正しい書き順はどちらでしょう。
正解は…
ですね。
え?これ間違ってる人いるの?と思うかもしれませんが、
勉強が苦手なお子さんがいる人は一度試してみてください。
次は、
こちら。正しい書き順はどちらでしょう。
正解は…
ですね。
この「へん」は「小」ではないんです。
「りっしんべん」なので「心」と書き始めが同じなのです。
2つの漢字は何年生で習うのでしょうか?
もしかしたら、この頃から間違っている可能性があります…。
中学3年生だと、「式」という漢字であれば5年以上間違っている可能性が…。
そこで、原因を考えてみました。
まず「子ども」。
けっこうマジメにやってそうに見えて、完成されたものを写して満足してしまっている場合があります。
また、先ほどの「りっしんべん」のように意味を考えていない場合があります。
・写して満足
・意味がわかっていない
これが長期間続いてしまっている場合、思考の「クセ」になってしまっている可能性があります。この悪い「クセ」は早く抜いたほうがいいです。
次に「大人」。
自戒の念…。
「って、お前の塾も映像授業だろー!」
ふふふ、だからこそ僕は子どもたちが書いているものをめちゃくちゃよく見ています。
定期テストが終了した学校もありますし、これから定期テストがある学校があります。
成績が返ってきたときに、
「なんじゃ、この点数は~!」
となる前に、
・子どもの思考の「クセ」
・大人の行動
をもう一度見直すきっかけにしてほしいなと思います。
「正しい書き順なんて別に関係ないだろ」
と思う人もいるかもしれませんね。
では、他に「正しい」と言われていることを考えてみましょう。
「えんぴつの持ち方」、「交通ルール」、「言葉遣い」など。
「正しいもの」は全て美しい。
そして、正しいものは「効率的」。正しくないものは「非効率」です。
「非効率」は絶対悪ということではありません。
「非効率」を経験することで、正しいものの大切さを知ることもできるからです。
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