できること

1学期の数学は計算方法を学んだ後、その計算方法を活用していきます。

先日、中3生の数学の映像授業を作成しながら、

「うわぁ、これはいい問題だなぁ」

と思う問題に出会いました。

僕が考える「いい問題」は、

条件整理」が必要な問題。



それがこちら。

このような問題で考えてほしいのは、

「何ができるか?」

この「何ができるか?」とは、


この「何ができるか?」という行動の選択肢が出てくるか?

この場合は、


移項です。しかも2パターン。

移項以外の選択肢だと、aに1から順に代入することくらいでしょうか…。


そして、移行した後、因数分解「できる」か?

正確に言えば、因数分解できることに気付くことが「できる」か?


そして、ここまでが中3の1学期の学習内容。

さて、ここからどうするか?

何ができるか?

何に気付くことができるか?

この「条件整理」というものは、「判断基準」を持つことで自分の選択した行動を確かめることができます。

この場合の「判断基準」は「数学の知識」。


さて、この問題で、「何ができるか?」

と考えることが5回出てきました。

応用問題を解くときに考えてほしいことは、

ということ。

日々の勉強は、「再現性」のため。

それは「テスト」のため、だけではありません。

僕は日々の仕事でもこの思考に助けられています。