トレーニング
という本を買って、読んでいます。
指導の中で「抽象化」することを大切にして、
ブログの中でも何度かお伝えしてきました。
具体と抽象は、
このような関係になっていると思っていました。
「具体」が「抽象」の土台になっている。
「具体」から「抽象」を考える。
それでも、個人差があったり、うまく伝わらないことがある。
そこに課題を課題を感じていました。
この本の中では、
ということが書かれていました。
「具体」→「抽象」→「具体」
というサイクルで物事を考える。
今までの指導は、
このだ円で囲まれた部分が授業の中心でした。
ただ、最近感じるのは、
「抽象」→「具体」が重要であり、ここに関しては人によって変わってくる。
そして、自分で考えなければ力にならない。
「具体」→「抽象」→「具体」
最初の「具体」が「事実」や取り組んでいる「問題」であることに対して、
2つ目の「具体」は「転用」や「応用」だからです。
では、具体例を挙げて見ていきましょう。
タイトルがもうすでに「具体例」なのですが、
このブログの中で出てくる、1次関数の問題の事例は、
このように考えることができます。
このような問題では、「『言いかえること』が大切なんだ!」
と伝えても、「具体的に」どのように言いかえればいいのか、
まで考えられなければ理解したとは言えない。
「わかる」と「できる」は違う。
「わかる」ということは「抽象化されたこと」を知ること。
「できる」ということは「具体的に考えること」ができること。
そして、その「わかる」と「できる」の間には、
「決める」という意思決定が大切。
このブログが2019年1月のものですから、2年以上も「具体」と「抽象」について取り組んでいたんですね…。
そして、勉強してるのに成果が出ない、努力しているのに伸びない、
という場合は、
このように「抽象化」を経由せず、具体からパターンを具体化させている状態だと考えられます。
仮に定期テストなどでは通用しても、入試では通用しない。
小学生や中学生が自力で「抽象化」しようとしても、そんなに簡単にできることではありません。
まずは、「抽象化」の見本を
「やってみせる」
「言って聞かせる」
そして、そこからの「具体化」を
「させてみせる」
そう、山本五十六ですね。
この山本五十六の言葉も「抽象」です。
どのように指導で「具体化」するか。
塾生と一緒に「トレーニング」を続けています。
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何を「準備」するのか?
それは、「『抽象』とは何か?どのように『具体化』するのか?」ということ。
その思考のクセをつける。
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