ミスをしない方法

指導の中で大切にしていることがあります。

それは、

「ミスをどうしたらなくせるか?」

ということです。

思ったような成績が出せないのは、

「勉強をしていない」、か、「ミスをしてしまった」

が原因です。

勉強はしているけど、ミスをしてしまう。

どうしたら、ミスをなくせるのでしょうか?

ここで大切になってくるのは、

人間は、「~しない」という否定形の指示に対応することが難しいということです。

ですから、「ミスをしない」という否定形の行動はなかなかできない。

逆に、「~する」という肯定形の行動をする。

全力塾では、「ミスをしないように気を付けましょう」という指示よりも、

「どうしたら、ミスをなくせるか?」

ということを、塾生が考え、それを実行していくようにしています。

「自分で決めたことは最後までやり切れる」という「自己決定」の考えを大切にしているからです。

そうすると、「ミスをしない」ではなく、「ミスに気付く」ということが大切であると気付きます。

そして、「気付くために、何をするか?」

それも塾生が決めていく。自分で決めたことは最後までやり切れるから。

「間違ってるよ」

「こうした方がいいよ」

と教えることは簡単です。

しかし、「気付く」という感覚は、「教える」よりも、「育てる」ことで身に付いていくと思います。

「ミス」というものを分解していくと、「気付く」という感覚が大事になってくる。

今日は、「気付く」ためのコツを小学生に伝授しました。

「そう言えば!」

「家の近くにもある!」

そう、その感覚。それを大切にね。

「気付き」、というものは、「継続」、つまり続けることから生まれるのです。