「運」と「凡ミス」

公立高校の一般入試まで1ヶ月となり、中3受験生は合格に向けて勉強に取り組んでいます。

また、中1、中2生は定期テストに向けた学習が進んでいます。


考えてみると、テストや入試で「運が良かった~」という言葉が出ることは少ないと思います。逆に「運が悪かった~」という言葉も聞いたことがない。

大学受験くらいになるとあると思います。「ムーミン」、とか(^-^;

では、小学生や中学生の勉強の成果は「運」ではないのか?

ただ、こういう言葉を聞くことがあります。

「塾でやった問題がテストに出た!」

「直前に確認していたところがテストに出た!」

「見直してたら、間違いに気づいた!」

これって「運」じゃないのかな?

でも、あんまり「運」が良かった、と塾生たちは言いません。

なぜでしょうか?

それは、その行動って「勉強」においては当たり前のことだから。

塾に行くことが当たり前なのではなく、塾で真剣に聞くこと。

直前に確認すること。

見直しをすること。

当たり前のことをちゃんとやったから、成果につながる。

それだけ。

だから本人たちも「運が良かった」という言葉にしない。

「凡ミス」も同じ。

「凡ミスで、~だったぁ」

という人ほど、当たり前のことをちゃんとやっていない。


勉強を通して、身につけたい力はたくさんあります。

実社会に出ると「運が良かった」ということはたくさんあるかもしれない。

でも、それって「運が良かった」のではなく、当たり前のことをちゃんとやっていたから。

運というのは、本当に日頃の準備や行動、それから心がけで変わる。

「運」は良くできる。

自分が「運が良かった~!」と思うことを振り返ってみたとき、どんな準備をしていたか、

を大切にしてほしいと思います。