つまずきの原因を知る
塾の指導で意識しているのは、どこでつまずいているのかを知り、その対策をすること。
知識(知ってるか)
行動(何をどうすればいいか)
気づき(わかる。対比関係と因果関係)
技術(できる。勉強で言えば応用問題)
習慣(しつづける)
つまずきのポイントは5つ。
知識がない場合は、知識を伝える。
行動していなければ、行動の選択肢を伝える。
ここまでは、「授業」でできること。
「気づき」は今までの「知識」を使って、「対比関係と因果関係」が「わかる」かということ。そして、「気づき」が「技術」、「習慣」の差を作っている。
ということは、勉強で最大のポイントは
「わかっているかどうか」
この「わかる」というのは、「知っている」とは違います。
そして、「対比関係と因果関係がわかる」ために「知っている」が必要。
その「知っている」も「行動」により身につく。
ちょっと抽象的(いくつかの事物に共通なものを抜き出して、それを一般化して考えるさま。)ですね。
大人で言えば、「仕事」がわかりやすいかな。
自分がやっている仕事はどんな仕事か「知って」いて、それをしている(行動)。
そして、「こうすればうまくいく!」が「気づき」。
「うまくいく」ための「技術」はあるか?
その「技術」を身につけて、「続けて」いるか。
仕事って「こうすればうまくいく!」がないと辛いですよねぇ(^-^;
子どもも同じだと思います。
「こうすればうまくいく!」のような感覚が勉強には必ずある。
それは、「以前学習した内容との違いと共通点」がわかっている感覚。
これがわかっていると、「技術」、つまり勉強で言う「応用問題」が解ける。
そして、それを「習慣化」している子どもは学力が高い。
そして、学力が高い子どもは目標を達成し、夢をかなえていく。
具体例を挙げると、「英語日記」
ちょうど1年前、「英語ができるようになるコツ」という記事が書きました。
英文法や単語の知識があり、問題演習をする。ここまでが「知識」と「行動」。
そして、「どうしたら英語が伸びるか」、「文法の対比・因果関係」がわかれば、英語で文章を書くことができる(技術)。そして、それを日記として「習慣化」する。
この日記の中で、「動名詞」、「接続詞」、「助動詞」という文法をしっかり使いこなしています。
最初からうまくいったわけじゃないし、全員がこんなにできるわけじゃない。
それでも、「わかる」を体感してもらい、それを「技術」・「習慣」にしていくということを指導の中で大切にしています。
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