学力を上げるために大切な力2
学力を上げるために大切な力はいろいろあります。
その中の一つが
「仮説を立てる力」
前回は、「言いかえる力」を紹介しました。
中学生・高校生の数学の学習は計算を中心に学習しました。
中学3年生や高校1年生の数学の学習に出てくる、「因数分解」はこの「仮説を立てる力」が大切です。
中学3年生には少し難しいかもしれませんが、こちらの因数分解。
数学が得意な人はすぐわかるかもしれませんが、
問題を見た瞬間に、「どこから因数分解できるか」を考えているはずです。
そして、答えははっきりわからなくても、なんとなく「どんな形になるか」が見えている。
「見えている」という表現が正しいかわかりませんが、僕はそう感じています。
「仮説を立てる」というのは、
「どっちから因数分解すればいいのかな?」
と考えることではなく、
この「答えははっきりわからなくても、どんな形になるか、が見える」こと。
数学が苦手だ、という人は、まずは「仮説が立てられる」まで勉強する。
それが、勉強の「量」。
仮説が立てられるようになると、
勉強の「質」は変わっていきます。
「質」か「量」か、を考えるのではなく、
自分に必要な勉強は何かを考えることで
学力は上がっていきます。
そして、この「仮説を立てる力」は人生で必ず役に立ちます。
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