理解度を抽象化する

勉強が作業のようになってしまう人がいます。

ただ、実際に勉強には「作業」のような部分もあります。


僕は、塾生の理解度を「点数」などの数値以外の把握をするようにしています。

このような2元的な図を考えています。

勉強の「作業」のような部分というのが、このゾーン。

具体的な問題だと「計算」や「長さ」、「角度」、「面積」、「体積」を求めたり、関数の式を求める問題。

これらの問題は、意味がわからなくても、手順に従ったり、公式を覚えていたら解けてしまう。

そう、「解けてしまう」。


成績が伸び悩んでいる人というのは、このような「作業」のような勉強をして、

「勉強した」

ということにしている人が多いような気がします。


難易度は高くないですが、知識や思考を問うような問題を理解できているかどうか?

図だと、このゾーン。

意味や因果関係がわかっていないと解けない問題。

応用問題、というよりは知識の活用。

具体的な問題だと、このような問題

中学生だと、「う…」となる人もいるのではないでしょうか?

ただ、その「う…」とは、どんな思考なのでしょうか、

それは、

という思考。

こんなときに大切になってくるのは、

仮説を立てる力

言いかえる力

見方を変える力

そして、「めんどくさいことは進んでやる」という考え方。

なぜなら、

めんどくさいことを進んでやろう。


そして、文章問題や応用問題が解けるようになっていく。

文章問題や応用問題は、この図ではどこになるのでしょうか?

このように思うかもしれません。

しかし、問題そのものが難しい、というよりは

気付くのが難しい、というような問題。

だから、気付くことができれば、今までの学習を生かすことができる。

図だと、このようなイメージ。

そして、その「気付き」も「コツコツと続ける」ことから生まれるのです。