では、具体例を。PART2


最近のブログでは、身につける「スキル」についてお伝えしています。


その具体例を前回は数学の1次関数で。


今回は、

で、その具体例をお伝えします。


和訳の並び替えは、10年以上高校入試でも出題されています。

8月の模試でも2問出題されており、正答率は18%、31%と低く、難易度が高い問題だと言えます。

全力塾が、英語で大切にしている考え方は

です。

では、その解き方で大切にしているのは、

です。

過去のブログでもお伝えしています。(2年前と古いですが…


まずは、問題を見てみましょう。(本番はもうちょっと難しい

いかがですか。中学3年生はぜひチャレンジしてください。

まず、語句の中に「be動詞」があるので、

「be動詞」の後ろに何が来るかが決まってきます。

ただ、やっかいなのが「~ing」

「~ing」は、

という2つの使い方があるからです。

この使い方により、

という2つの英文が考えられます。

では、訳して確かめてみましょう。

となるので、正解が導き出せる。

文法の知識と日本語に「訳す(言いかえる)」が大切。

いかがでしたか。


次の問題を見ていきましょう。


いかがですか。

英文は基本的に「be動詞」と「一般動詞」が並ぶことができないので、

このように、

接続詞「that」が省略されていることに気付いてほしい。


そして、「best」。

「best」も2通りの使い方ができます。

そして、形容詞と副詞の役割を知ってほしい。

ですから、

このような解答になります。(だいぶ端折りましたが…

いかがでしたか。


和訳がある並び替えに比べて、和訳がなくなると一気に難易度が上がりますし、考え方が違ってきます。

和訳のある並び替えの学習を繰り返すことは悪いことではありません。

ぜひ、今後も続けましょう。

ただ、

このような状態になっていてはなかなか正解にならない。

ここで求められている「スキル」を考える。

ここで身につけてほしいスキルは、


「仮説を立てる力」です。

過去のブログでもお伝えしていますが、

「条件整理」というスキルが求められています。

英語だけでなく、受験問題が難しいのは「条件整理」という能力が求められているからです。

そして、この「条件整理」というスキルは実社会でも求められている。

このような問題は「暗記」などに頼ることはできません。

「省略をしない」ということが重要になってくる。


「単語の暗記」と「なんとなく」で乗り切ってしまっている人も、

さきほどのブログにあるような「これから学習する文法(分詞・関係代名詞)」では通用しない可能性もあります。

このような状態になってしまう…。


「条件整理」=「仮説を立てる」には、文法(品詞・要素)が不可欠です。


今年度の上越市の全国学力検査の結果です。

上越市の昨年の中学3年生では3教科で全国平均を下回っています。

原因や責任を論じるつもりはありません。

学習塾にも責任があると考えています。

大学受験を迎える高3生も

「今でも色分けが役に立つ!」

と言ってくれています。

今後も、「スキル」が身につくよう熱く指導していきます。